キールだじょ!!
2018年1月6日と1月8日の勝負レース・本命馬の再考をしていきまっす!
<1月6日・土曜日>
京都7R・4歳上500万下・ダート1200m
キール本命馬 11番 ローゼンタール 4着(単勝3番人気)
勝ち時計 1:12.5 1着 アグネスエーデル 2着 タテヤマ 3着 アユツリオヤジ
ローゼンタールの時計は1:12.7で0.2秒差の4着。ローゼンタール、マッセル、アユツリオヤジが飛び出したところを1番カロスが押してハナを取りきって、3頭並走の先行争い外目の3番手。ここでアユツリオヤジは控えたので、カロス、マッセル、ローゼンタールが直線入り口まで雁行状態。ゴール前の1ハロンあたりで一度先頭に立ち、先行勢の中では粘りましたが、最後は外からまとめて差し切られての4着でした。
レースはテンー上がりが2.1秒差のハイペース。前に行った3頭がしまい甘くなり、中団~後方の3頭がまとめて飛び込んできた決着になりました。
道中5・6番手追走のアユツリオヤジ以外の2頭はいずれも道中10番手より後ろからの競馬でした。前に行きたい馬が3頭というところが予想の誤算でした。1番カロスは枠的に前に行かなければ勝機のないところだったんでしょうね。
ローゼンタールは瞬発力はありませんが、雁行状態の先行勢で内から3頭目の外で、コーナー部分でも終始外を回らされたけど、粘っての4着は価値があると思います。前走は中団からの競馬で負けているので、8走前と同じように前目の競馬をするだろうという読みは当たりましたが、そのときと同じような能力は発揮できなかったもよう。次走以降、もう少し楽に前目に着けられれば勝機はあると思います。
京都12R・4歳上1000万下・芝1200m
キール本命馬 16番 ダイシンバルカン 4着(単勝6番人気)
勝ち時計 1:09.0 1着 ウインソワレ 2着 ヒルノマゼラン 3着 キーナンバー
ダイシンバルカンの時計は1:09.4で、0.4秒差の4着でした。逃げたウインソワレとブロアが競り合うのを見ながら、1馬身半くらい後ろの3番手を追走。3~4角で徐々に押し出していって直線2番手に立ちましたが、ゴール前にヒルノマゼランに交わされさらに大外のキーナンバーにクビ差交わされて無念の4着でした。
テンー上がりが1.2秒差のミドル~ハイペース。最内をブロアに負けずにハナを取りきったウインソワレが強かったです。2着のヒルノマゼランは4番手追走で危なげない競馬。大外から差してきたキーナンバーは最速33.5秒の上がり。道中ほぼ最後方からの競馬でした。比較的緩みのないラップ構成で、相手関係もあると思いますがキーナンバーは会心の一撃に近い競馬だったのではないでしょうか。
逃げ勝ったウインソワレは4走前の阪神芝1400mでも逃げて、1stCallは22.8秒(2着、0.2秒差)。前走中山芝1600mからの短縮もあって、直線平坦の京都コースで能力を爆発させた感があります。逃げ切り勝ちとしてはハデではないけど、ハナをブロアに譲らなかった菱田騎手の好判断もあったと思います。京都7Rとは違い、前に行きたい馬が2頭だったので比較的ペースが落ち着いたのもウインソワレの勝因の一つだと思います。
そう考えると先行争いに加わらず、ちょっと離れた3番手で追走したダイシンバルカンですが、外目を回っていったとはいえ、評価はちょっと落ちると思います。いったん先頭に立つこともなかったですしね。好条件がくれば検討の余地はありますが、狙って買う馬からはハズしておこうと思います。
<1月8日・祝日>
京都12R・4歳上1000万下・ダート1200m
キール本命馬 8番 カフェライジング 11着(単勝3番人気)
勝ち時計 1:11.5 1着 ハニージェイド 2着 マテラスカイ 3着 メイショウタラチネ
マテラスカイが逃げて押し切るかに見えたゴール前、最後方2番手から大外をブン回してハニージェイドが差し切って1着という、ダートにあるまじき勝ち方の競馬でした。
本命馬カフェライジングはスタートも良くなかったのですが、3~4角で前目に進出するものの、武豊騎手は直線に向いてからロクに追わずの11着。新聞を見てなかったのですが、骨折放牧明けの2戦目。休み明け2戦目に加え、調教の本数も少なく調子を落としていたのかなと思います。これはちゃんと確認してなかったキールのミス。ちゃんと確認しないと!
ハニージェイドの勝ちっぷりもちょっとありえないのですが、ハニージェイドよりも高評価したいのが3着のメイショウタラチネ。3~4角でハニージェイドのすぐ内を走っていた同馬ですが、4角で外から被さってくるハニージェイドを交わして遅れて外に持ち出す不利。
直線に向いてからすでに2馬身くらい離されていたところを、遅れて追い出して詰め寄った走りは評価できると思います。マテラスカイもがんばりましたが、次走もっとスムースに運べれば勝機があると思います。
新年早々のさん鞍は見事にハズしましたが、ラップ分析的には一歩前進でした。というのも、1200mのラップを3分割して分析していたんですが、どうも公式発表のラップが誤差がかなりあるような印象を受けました。1馬身差=0.2秒くらいで推定しているラップタイムだろうし、見る角度があるからそもそも正確ではないけれど、特に前半のラップにけっこうな誤差があると思います。今回のラップ分割表の数字は、レースの見た目とラップタイムの食い違いを、キール主観でちょっと調整しています。
ただ、結局はレースVTRまたはパトロールビデオの角度で見るしかないという制限がありますから、ここをいくら調整しても正確な数字が出せるはずもないという気がします。
目安としてのラップ分析の基礎データとしては、ハロンごとのラップタイムよりも、「全体時計」と「上がり3ハロン」のタイムを基礎にして、誤差があることを考慮にいれながら、1stCall以下の時計を計算して使っていくほうが有用だと思いました。
あと今、自作のスピード指数を使ったほうがいいのかなと思っています。アメリカほど競馬場の数はないけれど、競馬場ごと、コースごとのバリエーションってかなりあって、そこでの走りをどう評価して、かつ横との比較をどうしたらいいのか悩みまくっています。実は、いろんなところをつまみ食いしながら、ちょっとずつ作っているところです。
能力としてのスピード指数、その能力の発揮できる舞台としてのコースレイアウト、そして能力の発揮しやすさを大きく左右するペース、枠順あたりを短距離中心に分析できたらなぁと思います。短距離しか勝負しないけど、指数作るならほぼ全距離を網羅しなくちゃならないのが玉にキズですが^^;
単純に「前に行く馬」、「前に行くことが有利になるコース」、「前で競馬することが勝ちにつながりやすい距離」という三つのファクターだけで、こつこつやってきた2017年ですが、こんなシンプルなファクターでもとりあえず回収率がプラスにはなります。
でも、もっと「こんな競馬になるだろう」とか「こんな展開で進むだろう」とかそういう視点を磨きたいなぁと思っています。そうしたらもっと自信を持って勝負できると思うから。
販売している予想とか指数とかは使いたくない。そんなブラックボックスをいくら使っても競馬がうまくなるとは思えないから。
このブログはキールの「実験」です。これからも試行錯誤の実験をやっていきますので、うまくいったらみなさんのご参考に、うまくいかなかったら失敗例として同じ轍を踏まないように反面教師としてご活用いただけたらと思う2018年の幕開けでした!
来週もがんばろー!!
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