阪神競馬場・ダート1200mを攻略しよう!

キールだじょ!!

今回は『コース攻略』として阪神・ダート1200mを取り上げたいと思います。

中山ダート1200mと違ってここは純粋ダートコース。スタートもダートから始まります。スタート地点は向う正面直線入口。3角までは344mの直線で、200m走ると下りが始まってゴール直前まで長いゆるやかな下りになっています。3角と4角は表現のとおり「角」みたいな感じでかくかくした大きな回り。3角と4角の間の150mくらいは直線に近い感じです。4角を回ってゴール前直線が353m。残り200mから急坂を上ってゴールになります。

緩やかな下りが多いコースなのでテンは早目ですが、ダート発走で傾斜がゆるやかな分極端には早くならないことが多いです。ラップを落とさずに走れるので平均ペースが多くゴール前の急坂も高低差1.3mほどなので前の馬が流れ込みやすい形状になっています。

では、いつもの通り脚質別成績をチェックしましょう!(2014年9月13日~2017年6月25日)

 

はい、見事なまでに逃げ・先行有利です。逃げ馬の勝率も連対率も複勝率も単勝回収率も複勝回収率も極めて優秀。後ろから行く馬にとっては鬼門ですね。

 

脚質別の1着数と3着内数ですが、先行馬が勝ち馬の半分を占めてます。ここでおもしろいのは中団から行く馬もそこそこ1着に入り、3着内数では逃げ馬を超えているところです。逃げ馬の特性とでも言える部分だと思いますが、「行き切ったときは強いけど、そうでないときは馬群に沈む」という逃げ馬のもろさが読み取れるのではないかと思います。人気薄の逃げ馬をまずは探し、テンが早くなりそう(ほぼ、前に行きたい馬が多いとき)なら先行馬を狙うという感じでしょうか。もし二頭以上の馬を選ぶ馬券種でいくなら、そのうちの何点かは中団から進出できる脚をもった強い馬、といった組み立てになるかもしれません。

 

阪神ダート1200mの初角はつまり3角のことなので、やはり逃げ・先行馬有利ということを反映して、初角1番手の勝率は高くなっています。

 

4角での位置取りで成績がどうなるか、ということなんですがこの表でわかるのは「3角から4角にかけて位置取りを上げていける馬の勝率が高い」ということです。前目まえめで競馬をする馬は当然ですが、3角から4角のラップが緩みにくいところをさらに上がってこられる馬、コーナーでもうまく加速していける馬(3角~4角の中間地点が残り3ハロンの勝負どころなので)の成績が良い、ということが言えるのではないかと思います。

コーナーでうまく加速できる能力のある馬、またうまくその脚を使える位置取りがとりやすい枠順がポイントになってくる面白いコースですね。単純に逃げ馬をねらうという作戦でなくて中団の前目で競馬できる馬がねらい目かもしれません。

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