中山芝1200m・OP特別・ラピスラズリステークスラップ分析

sweetlouise / Pixabay

キールだじょ!!

中山芝1200mを舞台に開催される、OP特別「ラピスラズリステークス」のラップ分析をしていきたいと思います!

中山競馬場・芝1200mを攻略しよう!
キールだじょ!! 中山芝1200mの「コース攻略』をしていきたいと思います^^

中山芝1200mそのもののコース攻略は上の別記事をご参照ください。ここでは2010年~2016年の7年間のラピスラズリステークスの傾向を見ていきたいと思います。

まずは脚質別成績です。

中山芝1200mはトリッキー&タフで単純に前残りでなかなか決まらない傾向があります。ラピスラズリステークスも同様で逃げ馬の数字そのものは14.3%の勝率で良いのですが、先行・中団の連対率・複勝率がともに高く、単勝の回収率に至っては中団が236%と差しに回る馬がダントツです。

逃げて勝った馬はこの7年間で1頭だけ。ただし、勝利するためには3角~4角のところで10番手以内にいないと厳しいという結果がでています。

それでは過去7年間のラップ構成を振り返っていきます。

2016年・ラピスラズリステークス・良・16頭 勝時計:1:08.4

1着:メラグラーナ、2着:ナックビーナス、3着:セカンドテーブル


勝ち馬メラグラーナは、残念なことに2017年京阪杯で競走中止・予後不良となってしまいました。このときのメラグラーナは8枠15番で道中は5-5と、16頭立て大外ワクから好位につけて勝利しました。2着ナックビーナス(3枠5番)、3着セカンドテーブル(6枠11番)の道中はどちらも3-3。レースラップは33.2-35.2とテンと上がりで2秒差があるハイペース。勝ち馬メラグラーナの上がりが34.9秒で2着以下は35秒台でした。1ハロンの平均は11.4秒でした。

2015年・ラピスラズリステークス・良・14頭 勝時計:1:07.9

1着:ネロ、2着:ワキノブレイブ、3着:キングオブロー

2017年京阪杯でリピート勝利を果たしたネロは、その2年前にここで勝ち上がっていました。ネロの道中は2-2。2着馬道中は4-4、3着馬道中は11-10と先行+差しで決まったレース。レースラップは33.4-34.5とやや前傾のミドルペース。

テン2ハロン目が10.8秒は珍しくはないですが、続く3ハロン目も10.8秒という時計の表面上よりも前に厳しい流れだったハズですね。その流れのなかで3着馬が突っ込んできたと言えると思います。なのでひとハロンの平均は11.3秒でした。

2014年・ラピスラズリステークス・良・16頭 勝時計:1:08.3

1着:プリンセスメモリー、2着:サクラゴスペル、3着:セイコーライコウ

2015年のラップも優秀でしたが、2014年も12秒を超えたのは最初の1ハロンだけ、3ハロン以降は最後まで11秒台を踏む緩みのないペースでした。レースラップは、33.9-34.4で前傾のミドルペース。勝馬プリンセスメモリーは道中8-8と中団を進み、2着馬は3-3と粘り、3着馬は12-11とかなり後ろから追い込みました。ひとハロンの平均は11.4秒でした。

2013年・ラピスラズリステークス・稍重・16頭 勝時計:1:09.4

1着:アフォード、2着:キングレオポルド、3着:プレイズエターナル

稍重馬場だったこの年は、過去7回で唯一3角~4角5番手以内の馬が一頭も絡まなかった決着。勝馬のアフォードの道中は7-7、2着馬12-11、3着馬7-7で、掲示板に載った5頭とも中団~後ろの馬で決まりました。レースラップは33.6-35.8のハイペース。1~3着馬の上がり3ハロンが、35.2、34.8、35.3と上がりのかかったレースでした。

2012年・ラピスラズリステークス・稍重・14頭 勝時計:1:08.7

1着:サクラゴスペル、2着:プリンセスメモリー、3着:アプリコットフィズ

この年も稍重馬場。そして2年後に着順を変えてワンツーフィニッシュをする2頭が1着、2着。なんとなくリピートランナーがいそうな雰囲気ですね。レースラップは33.7-35.0とハイペース。2016年のラップ構成に酷似している形ですね。最初のひとハロンとラストひとハロンの数字がちょっと変わっているだけの同形と見ていいですね。道中位置取りは1~3着馬がそれぞれ、2-2、5-3、12-11と先行ー先行ー差しの形でした。

2011年・ラピスラズリステークス・稍重・14頭 勝時計:1:07.9

1着:ブルーミンバー、2着:グランプリエンゼル、3着:スギノエンデバー

さらに稍重馬場が続きます。そんな馬場にも関わらず時計は1:07.9。テンの3ハロンは11.9-10.7-10.9というハイラップ。レースラップは、33.5-34.4と前傾のミドルペース。ただし12秒台は最後のひとハロンだけという締まったラップ構成でした。

1~3着馬の道中位置取りはそれぞれ、3-3、7-6、9-9と先行ー差しー差しでここでも掲示板の5頭は勝ち馬を除き6番手~11番手くらい。タフな馬場と前に厳しいラップ構成で後ろの馬が台頭した形でした。稍重ながらひとハロンの平均タイムは11.3秒。ラップの見た目よりも前に厳しい流れが見て取れます。

2010年・ラピスラズリステークス・良・14頭 勝時計:1:07.3

1着:ジョーカプチーノ、2着:ベストロケーション、3着:メイビリーヴ

いやもうこのラップなんですか!これ!?レースラップ33.2-34.1!定義的にはミドルペースかもですが、超絶ハイペースで12秒台は最初のひとハロンだけという前に厳しい流れ。

そして勝ったジョーカプチーノは道中1-1の逃げ切りって・・・・。1~3着馬の道中位置取りは1-1、6-7、3-2。どんだけスピードの持続力があるの?!2着馬に0.2秒差をつけたジョーカプチーノの完勝ですね、これ。このレース、生観戦したかった・・・。

これだけ速い流れで前がタレないなんて、後ろからいった馬は悔しかったでしょうね。4着馬の道中6-5、5着馬は11-11でした。

7年間を振り返ってきましたが、当たり前の結論ですが、ひとハロン平均11.2~11.5秒くらい出せて、踏ん張れる馬、そしてリピートがあることからコースが得意な馬を探していきたいところですね!前目が有利とはいえ、スピードが落ちにくい角度の緩いカーブとゴール前の急坂のおかげで、差しも決まりやすい中山芝1200m。難しい一戦になりそうです。

こんな感じで狙っていこー!!

コメント