キールだじょ!!
今回は京都芝1200m・G3・京阪杯のラップ分析をしていきたいと思います!
コース攻略については別記事をお読みいただくとして、ラップを中心に「荒れやすい」と言われている京阪杯について分析していきたいと思います。
京阪杯はコースデータのとおり、逃げ先行馬が圧倒的に有利。たった10回の数字ではありますが(10年間分)、逃げ先行馬で1着を9回ですから有利なのは疑いのないところ。
さっそく2016年~2011年の5年間をラップで振り返ってみましょう。
2016年京阪杯・重 勝ち時計=1.10.3
1着:ネロ、2着:エイシンスパルタン、3着:アースソニック、フミノムーン(同着)
1F | 2F | 3F | 4F | 5F | 6F |
12.2 | 10.8 | 11.1 | 11.5 | 11.7 | 13.0 |
この日京都競馬場にいたキールは、雨の中スタンドから勝馬ネロを応援してました。セカンドテーブルがハナを切ったのですが、3角までにはネロが行き切って重馬場を最内につけての逃げ切りでした。ネロが芝の重馬場が得意だったのもありますが、先手必勝とスタミナを武器にした消耗戦でした。
2015年京阪杯・良 勝ち時計=1.07.4
1着:サトノルパン、2着:ビッグアーサー、3着:アースソニック
1F | 2F | 3F | 4F | 5F | 6F |
12.5 | 10.7 | 10.8 | 10.9 | 11.2 | 11.3 |
近5年でもっとも早い時計で決着した2015年京阪杯。サトノルパンが好位から直線抜け出したところをのちのG1スプリンター・ビッグアーサーが猛追してあわやというところで差し切れずに敗退した1戦です。
2F~4Fまでがすべて10秒台というラップはものすごいですね。そして最後まで12秒台に落ちることなく力を出し切ってます。ひとハロンの平均は11.2秒!サトノルパンとビッグアーサーは上り3ハロンがそれぞれ33.1秒と32.8秒。サトノルパンはやはり最内をとおってロスなく運び、道中のわずかな内外、前後のポジションが明暗を分けたといえそうです。
2014年京阪杯・良 勝ち時計=1.08.3
1着:アンバルブライベン、2着:サドンストーム、3着:サカジロロイヤル
1F | 2F | 3F | 4F | 5F | 6F |
12.4 | 11.2 | 11.1 | 11.0 | 11.0 | 11.6 |
短距離の逃げ馬といえば近年ではこのアンバルブライベンですよね(おしくも亡くなってしまいましたが・・・)。とにかく潰れようが競りかけられようが絶対引かない騎乗で、「絶対ハナを譲らない馬」だったアンバルブライベン。ここでも逃げました。
でも意外にもテン2ハロン目は10秒台ではなく、ぎりぎり11秒2。そしてそのあとは1度も12秒台を踏まない高速ラップ。2ハロン目以降はむしろ徐々に加速していて、後続の脚を潰しながら逃げ粘るという絶妙な競馬をしてますね。ひとハロンの平均は11.4秒でした。
2013年京阪杯・良 勝ち時計=1.07.5
1着:アースソニック、2着:アイラブリリ、3着:スギノエンデバー
1F | 2F | 3F | 4F | 5F | 6F |
12.3 | 10.8 | 11.0 | 10.8 | 11.1 | 11.5 |
2016年にも馬券に絡んだアースソニック。ここでは好位追走からの直線抜け出しで逃げ馬だったアイラブリリを交わしての勝利でした。ひとハロンの平均は11.3秒。
2F目と4F目には10.8秒をマークして、少し出入りがあったレース。わずかながらもテンより上りの3ハロンのほうが早い後傾ラップになっています。
2012年京阪杯・良 勝ち時計=1.08.5
1着:ハクサンムーン、2着:アドマイヤセプター、3着:シュプリームギフト
1F | 2F | 3F | 4F | 5F | 6F |
12.2 | 10.7 | 11.4 | 11.4 | 11.3 | 11.5 |
ハクサンムーンが逃げ切ったレースでした。テン2ハロン目は10.7秒と早いのは当たり前ですが、その後は12秒台どころか11.5秒を下回らないゆるみのないラップを踏んでいます。
ひとハロンの平均は11.4秒。テンも上りも11.4秒なのでぴったりのミドルペースです。
2011年京阪杯・良 勝ち時計=1.08.1
1着:ロードカナロア、2着:グランプリエンゼル、3着:ワンカラット
1F | 2F | 3F | 4F | 5F | 6F |
12.5 | 11.1 | 11 | 11.1 | 11 | 11.4 |
産駒が活躍中のロードカナロアが4連勝を飾った京阪杯。好位から直線抜け出しの競馬で、最後は2着馬以降を突き放しての圧勝でした。ここでもテン2ハロン目は11.1秒とぎりぎり10秒台に届いていませんが、3ハロン~5ハロンはほぼ11秒フラット、ラストひとハロンも11.4秒と緩むところが全くありません。
短距離の芝1200mですが重馬場になった2016年を除いて、近5走で前傾ラップになったことがありません。京都芝1200mは3角手前でのぼり、4角に向けて下り、最後は平坦というコース形態なので、極端な前傾ラップになりにくいわけですが、京阪杯はその中でも6F戦を平均して1ハロン11.2~11.5秒くらいで走ることができ、できたらそのラップを刻みつつ最後もスピードを落とさないような馬を見つけたいところです。
そして道中も4番手までつけて、早い流れ・ミドルペースに乗っていける先行力のある馬を狙いたいところ。
枠番的には圧倒的に内枠有利。近5走では1枠、2枠から勝馬が出ています(アンバルブライベンだけ4枠7番)。先行力とともに、内枠を引くという運も必要になるんじゃないかなーと思います。
今年最後の京都開催で、しかも最終12Rに実施される京阪杯。ネロくんの初重賞勝利と、キールの京都競馬場デビューと思い出深い1戦です(キールにとって^^;)。最後までキリキリ予想していこうと思います!
こんな感じでいってみよー!
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