キールだじょ!!
2018年3月18日~4月1日の本命馬・勝負レースの再考です!
2月・3月はインフルエンザで臥せっていることが多かったキール。貯めていた「本命馬・勝負レースの再考」をまとめて書いていきます。
<3月18日・中山10R・千葉ステークス・ダート1200m>
キール本命馬は6枠12番マッチレスヒーローでした。しかし、勝ったのは8枠15番ウインオスカー。
実はこのウインオスカー、Kir注目馬の一頭でした。
レースは3枠6番ドラゴンゲートが先手を取ってハナへ。ウインオスカーはスタート良く、内を見ながら好位の4番手。勝負所で徐々に追い上げて、直線半ばで先頭に並ぶも、内から伸びていた7枠14番ドリームドルチェに一旦交わされますが、しぶとく差し返して同タイムクビ差の1着。中山ダート1200mにしてはテン3F34.8秒、テン2Fが23.3秒とあまり速いとは言えず、余裕で追走した外目のウインオスカー、ドリームドルチェ、そして大外枠のショコラブランの3頭で決まったレースでした。
このレースで一つ「掴めたかな」と思ったことが一つ。「休み明けの馬が高回収率を生む要因の一つ」を実感したことです。
自分でも理解しきれていないところが多く、その理由も自分なりに説明することが難しかったので、紹介していなかった馬券本があります。それは、
勝ちたい奴は『休み明け』を買え! ~逆を張る勇気が勝利を呼び込む~
という本です。詳しい内容は本をご覧いただくとして、タイトルの通り「休み明け」の高回収率に注目して(この本の本当の威力はそこじゃないと思ってますが)狙う馬を探していこうという手法の本です。「みんながなんとなく強い・勝てると思っているパターンの馬ではなく、人気にならないけれど実は高回収率が見込めるパターンの馬を継続して買っていこう」という 主旨なんですが、表面的なパターンだけを見ていてもなかなか良い馬が見つからないなーと、基本的な考え方に影響はされるものの、なかなか競馬の現場では活用できていませんでした(今でも活用できていると声高には言えません^^;)。
それがこのレースの勝ち馬、ウインオスカーのおかげで一つだけ「こういうことなんだ!」と掴めたな、と思ったことがあります。
それは、「休み明け前の3走に注目!」ということです。こう書くと「当たり前だろ!」という声が聞こえてくるようです^^;
でも、人から教えられる理屈と自分自身で「これはこういうことなんだ!」と掴む理屈は、同じ理屈でも全然違う(なんという矛盾!)と思うので、あえて書こうと思います。
ウインオスカーをKir注目馬にしたのは、2走前の中山1600万下・ながつきS・ダート1200mでウインオスカーが勝利したときでした。このときキールは6着に敗れたアールプロセスを買っていました。
この時までにウインオスカーは5走前に1000万下ダート1200m(新潟)を勝ち、降級してまた1000万下ダート1150m(福島)を勝ち、次に新潟1600万下ハンデダート1200mをクビ差の2着になりました。そしてながつきSで0.1秒差の勝利。かなり余裕のある直線の伸びでした。
そのあと前走、京都OPハンデ室町Sダート1200mの不良馬場を2枠3番で出走し、出遅れて外を回って2.6秒差の16着。このときの大敗が今回の単勝23.2倍馬券を演出しました。キールもこの大敗に目がくらんでしまったわけですが、「休み明けが高回収率を生む要因」はこういうことなんだ!と思った次第です。
キールはJRA-VAN NEXTとターゲットを使っているので、予想はほぼこの2つの媒体でデータを整理しながらやっているのですが、紙媒体があるとゴロゴロしながら検討できるので安くて前日に入手できる東京スポーツをいつも買っています。記者さんたちの印はほとんど気にせず馬柱と厩舎コメントと調教欄を眺めているのですが、今回は穴狙いの虎石記者と本紙館林記者はさすがだなと思いました。この二人だけ、ウインオスカーに△ですが印を回していたんです。お二人とも2着にはいったドリームドルチェと3着・ショコラブランは印が抜けていたんで馬券は当たってないんだろうとは思いますが^^;
「休み明け前の3走を注目!」という、馬券本が口を酸っぱくして主張している根拠が一つだけ自分なりに理解できたかなーと思った、貴重な敗戦でした。せっかく注目馬にしておいたのに買えなくて残念。たぶんもう人気を落とすことはあまりないだろうから、ウインオスカーを狙う機会もないのかなーと思います。
<3月25日・中山11R・マーチステークス・ダート1800m>
キール本命馬は、見事勝利してくれた4枠8番センチュリオンでした。予想記事にも書いたとおり、ペース次第で後ろからでも前からでも競馬ができる自在性、それを可能にする気性の良さに注目して、キール指数の高かったこの馬を本命にしました。2着にはいったクイーンサターンもKir注目馬でした。
ラップ的には前半3Fの入りはちょっとだけ早かったものの、あとは淡々とラップを刻んでいくミドルペース。位置取りというレース運びの巧拙、そして枠の差で上り3F最速37.4秒のクイーンサターンの追撃を、ハナ差しのいでセンチュリオンの勝利でした。これはキールにとっても会心の勝利でした。
<3月31日・阪神10R・コーラルステークス・ダート1400m>
キール本命馬は、約2年ぶりに勝利した6枠12番モーニンでした。
スタートは悪くは見えませんでしたが、8頭くらい内中から前に殺到して最初の2Fは22.8秒。1400mでこの数字はとっても速い!モーニンは向う正面半ばあたりまでは中団やや後ろの10番手前後を進んでいましたが、3角手前から徐々に前に進出して直線に向くころには内ラチから7頭分くらいの大外を回って先団に取り付いていました。
そこからは上り3F最速36.5秒の末脚で見事1着でゴール!G1ホースの意地を見せた感じでしたね。単勝640円、複勝280円で穴というほどでもないのでちょっと恥ずかしいですが、それでもキール的にはこれまた会心の一撃。
このレースで再確認したのは、「やっぱりG1実績のある馬は軽視できない」ということです。
実はモーニンの馬柱を見ていた時、今年のG1・東京ダート1600m・フェブラリーステークスで3着になったインカンテーションのことを思い出しました。モーニンはインカンテーションがいてくれたので買えたようなものだからです。
去年のフェブラリーSを逃げて13着と大敗したインカンテーション。次走の中山ダート1800mマーチSに出走したとき、キールは「これはダメだろう」とフェブラリーSの着順だけ見て内容を見ずに切ってしまいました。そうしたらなんとマーチSでインカンテーションが単勝10番人気で快勝!2着ディアデルレイの単複馬券を持っていたキールは悔しくて悔しくて。
そう、一度G1のきびしい流れを経験しただけでもG3なら距離延長だってこなして勝ってしまうことがあるんだ!今回のモーニンはどうか?という感じで注目できたわけです。
モーニンは約2年間地方競馬重賞での2着・3着を除いて中央では馬券にすら絡んでおらず、前2走は芝レースを使っていました。この芝の前々走に注目してみました。前々走は阪神芝1400mG2の阪神C。ここでモーニンは0.6秒差の6着。
スタートは行き脚がつかない感じで最後方3番手を追走していましたが、上り3F2位:33.7秒の芝馬かと錯覚しそうな末脚で6着(勝ったイスラボニータは33.9秒)。
続くG3・阪神芝1400m阪急杯も後ろからの競馬になり16着に敗退しましたが、勝馬ダイアナヘイローとの着差はたったの0.7秒。今走で阪神ダート1400mを走るのは2回目(3歳時に1度走って勝利)のモーニン。足元を自己条件に戻してここは勝負じゃない?!
騎手も戸崎騎手、岩田騎手、岩田騎手、浜中騎手、ルメール騎手、果てはライアン・ムーアジョッキーと錚々たる面々が乗ってきてましたが、今回はダート得意な和田竜二騎手。芝⇒ダート替わりとこの鞍上乗り替わりは吉と出る!と思っての勝負でした。
誤算はただ一つ、モーニンの単勝3番人気という事実だけ。もっとオッズがつかないと思っていた&本番に近づくにつれ下がると思っていたのに、それだけが唯一の誤算でした。
<4月1日・阪神12R・鳴門ステークス・ダート1400m>
キール本命馬は、2枠3番テイエムグッドマン。直線、内で詰まりかけましたがなんとか伸びて2着を確保してくれました。連対率100%のファッショニスタは1倍台の単勝人気だったのでまず買えなかったです。ファッショニスタとテイエムグッドマンとカネトシビバーチェの3頭でほぼ決まりだろ!と思ってましたが、3着にトウケイワラウカドが入りました。3連複とか買ってなくてよかったー!
同じ阪神ダート1400mなので、3月31日のコーラルSとラップを比べるとおもしろいです。さすがにOPと1600万下では、流れが違うな~という感じですね。それでも4月1日のほうが時計がかかっていたと思いますので、ファッショニスタは昇級してもイイセンいけるんじゃないでしょうか?
さすがに3週間も記事をため込んでいると書きたいことがいっぱいあって、こんなに長くなっちゃいました^^;ここまで読んでくださった方には感謝申し上げます。お付き合いいただいてありがとうございました。
こんな感じで今週もがんばろー!!
コメント