キールだじょ!!
それではさっそく9月30日・10月1日の勝負レース・本命馬の再考をしていきたいと思います。
<9月30日・土曜日>
中山7R 3歳上500万下(牝馬限定) ダート1200m
本命馬 13番 ワシントンレガシー 3着(2番人気・単勝3.6倍)
スタートよく、最初はハナを切るか?といういきおいだったんですが、内1番のレアドロップが二の脚を使ってハナを取り切って2番手追走のまま直線入口まで。4番手外目を追走していた14番ダノンアイリスが直線入口では3番手。レアドロップを一度しのぐ勢いで追っていたワシントンレガシーでしたが、一度抜け出したものの巻き返され、さらに外から追ってきたダノンアイリスに差し込まれての3着でした。
レースラップは33.6-36.9で、ワシントンレガシーの上り3ハロンは36.9秒。ハイペースでダート戦ながらテン2ハロン目が10.4秒となかなか芝でもお目にかかれない時計で、減量騎手騎乗で斤量52キロだったレアドロップも強かったし、外目から伸びてきたダノンアイリスも強い内容だったと思います。勝ち馬と2着馬は4歳、ワシントンレガシーは3歳なので、まだまだ成長する伸びしろがあると思います。次走も期待したいと思います。
中山9R 2歳オープン カンナステークス 芝1200m
本命馬 1番 ペイシャルアス 1着(3番人気・単勝8.2倍)
スタートはほどほど、促して最内5番手を追走、直線入口に向くまでそこでがまんの一手。直線に向いてから追い出して、前にいた10番ビリーバーが下がってくるのをかわし、2着馬がかなり外にヨレまくって接触しかけるのを立て直し、石橋脩騎手の渾身の手綱さばきで見事小倉2歳ステークスではじけなかった悔しさを晴らしてくれました。3着オジョーノキセキは逆に勢いがついたところにペイシャルアスに寄られた不利もありました。レースラップは34.1-35.1で1秒差以内のミドルペース。きっちり先行して上り3ハロン34.9秒(上り3位)は立派だと思います。
ひとつ新聞で不思議な記述漏れに気づきました。いつもキールは「競馬ブック」を使っているのですが、1番人気の7番ヴァイザーについては「前走直前で不利」との記載があるのに、同じく前走直線で不利のあったペイシャルアスについてそこには触れず、「間隔開け更に」という調子の面でのコメントのみでした。厩舎コメントも「前走は連闘が応えたのか行きっぷりが良くなかった。疲労も取れたので今度は流れに乗れると思う」とだけ。
前走は確かに行きっぷりは悪かったかもしれませんが、それはスタートで出遅れ気味だったから(連闘というのも響いたのかも)。あのスタートになればジョッキーとしては道中に無理させるよりも3角~4角で押し上げて直線に賭けるしかないでしょう。そして内目をついたのが悪いほうに振れて、直線での前が詰まる不利になったように思います。
過去記事もありますので見ていただければと思いますが、あれだけ前の馬をさばいて0.3秒差の6着までよくもってこれたと思います。むしろヴァイザーは逃げ道がある外目をついてぶつけられてという1回だけの不利で過大評価されていたように思います。
ちょっと文句ばかりって感じになってしまいましたが、もう一つだけ^^;
キールは自宅競馬でグリーンチャンネルWebで観戦しているのですが、パドック解説にちょっと疑問を持つことがありました。ヴァイザーについては「完成されたスプリンターらしい馬体」とほめちぎりつつ、ペイシャルアスについては「坂は苦手なんじゃないですかね」とのコメント。
あのぅ・・・ヴァイザーは430kgそこそこの軽量馬体なんですけどぉ・・・。しかもヴァイザーは過去2戦で34秒を切るようなテンも上りもないけど、ペイシャルアスはデビュー戦でテン3ハロン33.3秒だったんですけどぉ。パドックはしょせん「主観的な」ものなんでしょうけど、少なくともお金払ってみている人がいる「グリーンチャンネル」なんですから、見解を述べるのなら何かしらの「事実」が必要なんでは?
ペイシャルアスは順調に1戦ごと時計を詰めてきていて、もし3歳でもスプリント路線でいくなら「葵ステークス(京都芝1200m)」あたりに出てほしいと思ってます!
お父さんはシンボリクリスエス産駒のストロングリターンで、安田記念も京王杯スプリングカップも勝っていますから、マイルあたりまでいけるかもしれません。桜花賞もいけるかも知れないときっと厩舎や馬主さんも考えているかもしれません。もしそうなったらキールもうれしいです。
<10月1日・日曜日>
中山8R 3歳上1000万下 ダート1200m
本命馬 8番 シェアード 5着(3番人気・単勝5.6倍)
このレースは(も?)悩みました。勝ち馬のアシャカダイキの良さは見えてなかったので、2番アスタースウィング、8番シェアード、16番サノココで迷っていたんです。結果はハズレを引いたわけですが、シェアードはスタート出遅れで「オワタ」と思いました。よく見ると出遅れに加え、他馬にも寄られていてここでの不利が響いた形になってしまいました。上り3ハロン第2位の35.8秒の使いどころは、次走以降に期待したいと思います。
15番のヤサシサを少し楽に逃げさせてしまった形になりましたが、スタート直後に接触してもハナを取り切ったのは上手に乗ろうとしたサノココとの差があったように思います。勝ち馬アシャカダイキは3歳牝馬ながら中山ダート1200mをこれで3戦3勝。次の中山開催でも注目したいです。
阪神10R 3歳上1600万下 道頓堀ステークス 芝1200m
本命馬 9番 スマートグレイス 3着(2番人気・単勝4.4倍)
予想としては一応3着には入線しているので「まぁいいか」なのですが、このレースは買うべきじゃなかったと反省しています。勝ち馬7番アットザシーサイドを負かせるというポイントが薄かったのもありますし、アットザシーサイドが人気かぶりすぎでとんでしまう要素があまり見当たらない、スマートグレイスも2番人気・・・。これは見送るべき固いレースだったと思っています。
中山10R 3歳上1000万下ハンデ 勝浦特別 芝1200m
本命馬2頭 15番 ワイナルダム 9着(5番人気・単勝10.4倍) / 2番 クラウンアイリス 1着(8番人気・単勝15.0倍)
2頭も上げてある「本命馬」。すいません、予想結果の記事にも書きましたが、2番クラウンアイリスをどうしても買いたくなってしまい、ワイナルダムに入れた金額と同額を張ってしまったわけです。
どっちもダメだったかぁとあきらめかけていたら、直線で「そこからくるのー?!」と思える鬼脚・上り33.9秒で2番クラウンアイリスが内からウチパクさんの気迫のこもった手綱のシゴキでグイグイと伸びてきた!内目をロスなく立ち回れたりハンデもそこそこ軽めだったこともあるでしょうが、やはり前走で直線、前をカットされモレイラ騎手が手綱をグイっと引っ張って立ち上がるような急ブレーキをかけてもなお0.4秒差の7着にこれるような実力があったのだと思います。
調子の悪かった9月でしたが、ようやく来たぞー!と思ったら中山も阪神もこれで終了。次開催は東京と京都ということで、東京は買わないキールは京都のみに専念したいと思います。
スプリンターズステークスは、応援馬券として去年の11月京都競馬場まで京阪杯を観戦しにいった14番ネロの単複を買いました。残念ながら16頭中16着。まだ6歳だし、ヨハネスブルグ産駒だし、ここはダート路線いくっていう手もあるんじゃないかと思ってます。G1ではちょっと荷が重いかもしれないけど、まだまだローカルでも!とも思うし、もっと現役を続けてほしい大好きな馬です。アイビスサマーダッシュではレジーナフォルテを買ってごめんね。その前の年のアイビスサマーダッシュは君を買っていたんだよ。ネロくんの復活を祈りつつ。
コメント