キールだじょ!!
今回は、「キールの予想スタイルその4」として、
事前に勝負できる馬をストックする!!
ということについて書いてみたいと思います。
みなさんは、日曜の中央競馬全レースが終わったあと、どうされてますか?
いろんな過ごし方はあると思いますが、日曜日のレースが終わったあとから、土曜日にまたレースが始まるまでのキールの1週間をご紹介します。
日曜日:
レースが終わったらスマホで土日の収支・回収率などをチェック、記録(最近は「馬券簿」というアプリを使って記録しているので、自動化されてます。らくちん!)し、買ったレースVTRをJRAのレーシングビュアーで確認。勝った馬、自分が買った馬を中心にじっくり見る。
2018.06.13追記
今や指数+α派となったキールは、日曜日に大方の指数計算を終えることを目標にしています。
月曜日:
帰宅後、土日のレースのラップと照らし合わせながら、もう一回レースVTRをチェック。特別登録された事前チェック馬の出走予定を確認して、狙えそうなレースにあたりをつける。
2018.06.13追記
当該レース各馬の指数計算を終えたら、最近はペース補正をしているのでその「補正指数」とレースそのものの指数を計算しています。さらに同距離・同競馬場の複数レースとの比較をして、レースの特徴を把握するようにしています。
火曜日:
土日のレースの成績表を見ながら、次走以降に走りそうな馬をチェックする。芝・ダートとも短距離からマイル戦までを中心にチェック。
2018.06.13追記
日曜日・月曜日の作業が無事終わっていたら、ここでターゲットに指数を転記して事前のピックアップ馬をセレクトしています。
水曜日:
前日ピックアップした馬のレースのVTRを見て、本当に次走以降走れそうかチェックする。
2018.06.13追記
ここは今でも同じ作業。指数が出そろっているので、VTRチェックにいそしみます。
木曜日:
たいていの場合、月~水曜日に予定している作業が終わらないので、なるべく作業を終わらせるよう努力する。木曜日までにはだいたい終わる。努力目標として、木曜日までには次の土日に特別登録した事前チェック馬が出走するレースの出走馬をJRA-VANで確認する。
2018.06.13追記
最近は水曜日までに前週のチェックが終わっているようになったので、当該週末の事前チェック馬が出走するレースのデータを眺めながら、それぞれの馬の走りっぷりを確認したりし始めます。
金曜日:
仕事帰りに新聞を買って、紙上で一連のチェック作業をしたのち、ターゲット、JRA-VANで疑問点を再度チェック。土曜日の勝負レースを確定し、だいたいの方針を固める。
土曜日:
勝負できそうな2~3レースを買う。新聞を買って、土曜日と金曜日と同様の作業をする。
日曜日:
勝負できそうな2~3レースを買う。一番上にもどる。
こんな感じの1週間を過ごしてます。なので、たいてい予想をブログにアップするときはレース直前になってしまうことが多いです。他の方みたいに前日にアップするなんてまずできそうにありません。だから直前の予想記事は買い目だけになることが多いんです^^;(ちょっと言い訳)
それはさておき!ここでみなさんにおすすめしたいのは、実は1週間の過ごし方ではなく、
勝負できる馬を毎週チェックし、ストックしていく
ということなんです。
上のキールの一週間でちょこっと書いている「事前チェック馬」が、キールには常時300頭弱います。
JRA-VAN NEXTで管理していますが、300頭弱だとキール的にはちょうど良い感じで毎週事前チェック馬が出走してくれてレース選びがとてもらくちん。JRA-VANの「My注目馬」がそもそも300頭しか登録できない仕様なのですが、キール的にはちょうどよい感じです。
そして事前チェック馬のセレクトの仕方は、この記事に紹介した本を参考にしています。
営業妨害はしたくない&著作権侵害はしたくないので、基本は「本を読んでみてください」なんですが、それだけでは記事の意味がありませんので、キールなりにアレンジした方法を少しご紹介できたらと思います。
それは、
前走、ハイペースなレースで前にいき、上位入線した馬が差し・追い込み馬ばかりのところで粘った「逃げ先行馬」をチェックしてストックする
これだけです。
テンの3ハロン(前半3ハロン)が早ければ早いほど評価をあげ、テンで競り合った馬が多い&長い馬ほど評価をあげ、1着馬からの着差が少ない馬ほど評価をあげます。
この時、ペースやレース的にとても強い競馬をしたのに着順が悪くなってしまった馬がいたら、もうホクホクです。だって次走は確実に人気が落ちますから。
そして、次走以降にその事前チェック馬が好走できそうな条件・メンバーのレースに出走してきたらその馬を狙います。またはその事前チェック馬を基準にして他の馬をチョイスして勝負することもあります。
馬は生き物ですから次走必ず好走するとは限らないので、ローテーションとか調子とか条件面での好転とかオッズ的なうまみなどいろいろファクターをかませて、狙うかどうかを決めるようにしています。
ときには自分の事前チェックが甘くて、狙っても狙っても勝てないときがあります。そんなときは事前の作業のどこがいけなかったのか、どういうところで「強い」と判断してしまったのか、ということをツラツラと反省するわけです。そして負けたのならなんで負けちゃったのか、勝てたのならなにが良かったから勝てたのかをメモに残すようにしています。
冒頭でご紹介したキールの1週間の日曜日(最終レース終了後)から月曜日くらいまでに、この反省を終えるようにしています。火曜日からは他のレースの検討です。
以前は、全レース作業していたのですが、「短距離戦(ここでは芝・ダート1000m~1200m)」だけを狙うようになってからは、1000m~1600mのレースにしぼってこの作業をしています。
ちょっと前ならロードカナロア、最近だとミッキーアイルのように力のあるスプリンターはマイルくらいまで距離をこなせることがありますし、1600mあたりを使っていた馬が距離短縮で1200m以下を使うことも多いので、範囲としてはこのあたりで区切りをつけています。
事前チェック馬をこのような感じでストックしていくと、ひとつには時間の節約になります。それ以上に効果を感じているのは、
ある条件に思考を特化することにより、その条件(距離・コース=競馬場・ペースの発生頻度など)に詳しくなり、馬それぞれの得意不得意・強み弱みを把握できる
ということです。
予想の結果はまだまだなキールですが、この作業を1週間単位でくりかえしくりかえし取り組んでいったところ、的中率・回収率が向上したという実感を持っています。
事前チェック馬の選択ポイントはそのほかにもいろいろあるのですが、それは上でご紹介した書籍を参考になさってください。
キール的には狙う馬・レースが短距離戦に特化している関係上、次走以降で好走が期待できる馬の選びかたとしては、この「ハイペースで差しこまれたけど、逃げ先行馬としてはものすごくがんばって粘った馬をセレクトする」というロジック一本で必要十分なのです。
ぜひみなさんも自分の好きな条件を見つけて、事前チェック馬をストックしてみてください。たとえ次走にその馬が好走しなくても、本番のレースの見方が変わってきて単に「勝った・負けた」だけではないレースのおもしろさを見つけられると思います。
そのほか、レース時での不利など見るべきポイントはあるのですが、それは次回の「キールの予想スタイルその5」でご紹介したいと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。よかったら次回もお読みいただければと思います。
2018.06.13追記
「前走、ハイペースで差しこまれたけど、逃げ先行馬としてはものすごくがんばって粘った馬をセレクトする」というロジックは、もちろんそのまま継続使用中。指数を加えたことにより、セレクトできる馬の範囲が広がっています。実際には、上でご紹介した書籍には複数のセレクトする視点が紹介されていますので、そちらも有効活用中。
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