キールだじょ!!
2018年4月21日・4月22日の本命馬・勝負レースの再考です!
<4月21日・東京11R・オアシスS・ダート1600m>
キール本命馬 6枠11番 ドリームキラリ 3着(1:36.8/36.3)
ドリームキラリはスタートを押してハナを取って先頭へ。外から勝った8枠16番ルグランフリソンが2番手追走で直線入口まで。直線に向いて半ばでルグランフリソンが交わして先頭に。2枠3番サンライズノヴァが迫るもクビ差しのいで1着になりました。ドリームキラリは粘って4着馬に0.3秒2馬身差をつけた3着へ。
スタート直後のルグランフリソンは、鞍上が抑えきれなくて口を割って顔が外を向いたりして、あんなにスムースじゃなかったのにその後は何事もなかったかのように勝利。2着サンライズノヴァはさすがG1・フェブラリーSの4着馬という末脚。ドリームキラリはずっとつつかれながらの逃げで、交わされても粘りました。1~3着の3頭はそれぞれ強いところのある馬で見ごたえのあるレースでした。
東京ダート8ハロンは「芝の要素があるコース」らしくて、上のグラフも芝のレースみたいに「Wライン」(Kirが勝手に命名)をくっきり描いています。テンの2ハロンがぐっと速くなり、中間ラップが緩んだあとまたゴール直前で速いラップを刻んで決勝線まで、というラップを刻んています。
左の3分割のラップ表だとわかりにくいですが、右の4分割・2ハロンごとのラップ表ならばレースの流れがより分かりやすくなると思います。前半後半のラップ差の少ないミドルペースでした。
そして特別な操作をせずにレースラップと各馬のラップを比較できる、「テン5F-上り3F」の表がこちら。
ドリームキラリは直線に向くまでは逃げてましたから、レースラップとの違いは上り3Fだけ。2番手追走の勝馬・ルグランフリソンもだいたい同じ。トップハンデの58kgを背負いながら大外を回ったのにも関わらずレースの上りより1秒も速い、サンライズノヴァの末脚の異次元さが目立つレースでした。それでもよほど抜けていたりもっとペースが速くないと、どんなに「芝レースの要素がある」といっても後ろからの馬は届かないということがわかる典型的なレースだったと思います。
<4月21日・福島12R・花見山特別・ダート1700m>
キール本命馬 8枠14番 ビークイック 4着(1:46.3/38.9)
スタートはほどほど、外から5番手あたりにつけて外目で1角に進入。2角から向こう正面にかけて鞍上は抑えているものの4番手に迫っていき、向こう正面に入ったあとに外目3番手を追走。
そのまま直線に向いて追い出しましたが、勝馬のすこし外目にいた関係で、勝馬が気合いをつけられて少し外によれたのに反応して加速が遅れた印象。がんばって内目の追走はしのいだものの、外から飛んできたタガノジーニアスに差されて悔しい4着でした。
終わってみれば逃げたヒルノサルバドールと2番手追走から勝利したサウスザスナイパーの2頭で決まったレースでした。
1700mという距離はラップをどう分割すると分かりやすくなるんだろーと未だに試行錯誤してますが、マイルというよりは中距離らしく淡々と進むミドルペースでした。
前目に着けながら最後の末脚を伸ばせたサウスザスナイパー、2着に0.4秒差をつけての勝利でした。
<4月22日・東京10R・鎌倉S・ダート1400m>
キール本命馬 7枠13番 メイショウボンロク 1着(1:24.6/36.3)
スタート良く外目3番手を抑えながら確保。折り合いもついて3角~4角は馬なりに内ラチから3頭目外を進み直線へ。残り200mを超えたところで前にいたスティンライクビーを交わして先頭に出て、そのまま押し切って勝利しました。
テンの3ハロンまでは緩まずに進み、そのあとの2ハロンは12秒台。6ハロン目にまた早くなってフィニッシュという王道ラップ。
4分割ラップ表は最後の”4th Call”が1ハロンの数字になっていますが、緩急はありつつもミドルペースだったことが分かります。
2番手追走のスティンライクビーが残ったのは、逃げたヤサシサに必要以上に突っかからずに1馬身差くらいで追走できたのがあったかもですね。3角~4角で反応よく加速して残り400m地点では先頭に立ちましたが、惜しい3着。マイペースの競馬ができた印象。
直線の長い東京コースらしく、エニグマが後ろから大外を突き抜けてあわや!という感じでしたが、ここはダート戦らしく「先行ー差しー先行」と決まった1戦でした。
メイショウボンロクは藤岡康太騎手から池添謙一騎手への乗り替わり発表後にオッズを落としましたが、ダートでの印象があまりない池添騎手は、意外に東京ダート1600mは上手で実績も残していましたね。
<4月22日・東京12R・4歳上1000万下・ダート1600m>
キール本命馬 予想公開時 4枠8番 ゴールデンブレイヴ 5着(1:37.5/37.6)
ツイート時 7枠14番 ベバスカーン 9着(1:37.9/37.8)
勝馬8枠15番フォーカードはスタートはほどほど、芝からダートに足もとが変わるところでは大外8番手。7頭の先行集団が競り合いながら前に行くのをやり過ごして、先行集団から3馬身くらい離れた8番手を内目に切り替えて、折り合いよく追走。
直線に向いて外目・馬場の中央あたりに出して追い出すと、残り400mあたりから5番手くらいにあがり、残り200mでさらに足色よく先頭をとらえて勝利しました。
予想公開時の本命だったゴールデンブレイヴも伸びてきてましたが、フォーカードに交わされたあとは伸びずにそのまま5着。その内で追っていたツイート時本命だったベバスカーンは、足が上がって9着。いつもより前目でガリガリやりあったツケを、両頭とも最後の直線で払わされた印象でした。
7頭で先行集団を形成した影響が”1st Call”23.2秒という数字に表れています。全体時計そのものは前日の4歳上OP・オアシスSより遅いですが、テンの入りが速くて1000万下の馬にはキツかった感じでした。
その意味では前目で踏ん張ったパイロキネシスト、ジェイケイライアンとも人気分は走った印象です。
ケガからの復帰で不安視されているのかも知れない三浦皇成騎手ですが、やっぱり東京コースは上手に乗るなぁと思いました。土日とも乗鞍も多くていよいよ本格的な復帰の印象があります。今週末の天皇賞・春、武豊騎手の騎乗停止で回ってきたクリンチャーの鞍上に決定していますね。2016年、15番人気、14着に終わったファントムライト以来の「ハルテン」。うれしいG1初勝利が待っているといいですね!
今週末もがんばろー!!
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